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製作

2008

03

どう作ったか

コンセプト1:概要を考える

Photo Friday Thu Mar 13, 2008 CHALLENGE ("The Good Life") に応募するために製作。毎週週替わりでテーマが出され、それに関する写真をUpしてみんなで見せあいっこしようというサイト。今回は"The Good Life" というテーマを考える。

Good Life って、良い生活、良い人生、って解釈すればいいのかな。

それで、良い生活、良い人生って、どんなのを意味するのだろう。それって人それぞれ解釈がちがうなんじゃないかな。

十人十色の"The Good Life" が集ったら、色んな価値観が見れて面白いだろう。でもある人にとっては強く共感できても、ある人にとっては見向きもされないことがあるかもしれない。

せっかく作った物を見てもらうのだから、誰もが共感できるものを考えてみたい。普遍的なイベント、わかりやすいテーマ。

コンセプト2:具体的に考える

どこの地域でも、どの年代の人にとっても、「あぁー、わかるよそれ」というものを考えた。人生における、生活における、良い価値観。

出世、結婚、家を買う、車を買う、受験に合格、試験で100点、スポーツ大会で1位、他色々考えて、赤ちゃんの誕生がいいんじゃないかと思いつき、気に入った。

最初にぱっと浮かんだのが、キースへリングのたしか人が真ん中でよつんばいになって、注目!って感じに線が引かれている絵。祝福を連想させ、これからの一人の人間の人生の良いことの始まり。無限に広がる可能性と未来への期待を、Good Life と解釈できると思った。

真ん中の人を赤ちゃんに変えて、たくさんの人が手をさしのべてる絵なんていいかも。でも、明らかに真似っぽくてやっぱりいやだ。

次に考えた。赤ちゃんとお母さんの組み合わせがいいと思った。

赤ちゃん出産というか、誕生。人がこの世に生を受けるってことは一般に良いニュース。生きるってことはなんぞや?って語り出すと、辛いこともいろいろ含んでくるけど、赤ちゃんが生まれるってことは、未来を築くことやと思う。未来への希望。最初の思いつきにも通ずる。

そして母親について。赤ちゃんにとっては母親でも、父親にとっては奥さんになる。父親目線で見ると、赤ちゃんと奥さんは、どちらもかけがえなのないもの。

自分に子供が出来るってことは、人生のいくつかのイベントのうちの、良いことのひとつと言ってもいいと思う。

人によっては違うのかも知れないが、大事な奥さんと自分の子供を見ているのは、とても幸せな一瞬だと思う。

"The Good Life" とは、家族を得たことへの幸福感ということでいいんじゃないかな。

製作メモ1:事前の確認

手順1

コンセプトを元に下書きの絵を描く。絵に描いたものがカメラで覗いた絵と同じになるように、確認すること注意することなどを思いつくまま書き留める。

・大きく作りすぎない・下地はフォルモで、細部はラドールで・ペーストラドールで表面処理・胸の谷間を見せ女性ということを強調・ぽっちゃりした女性

・全身を作らず、腰より上の撮影予定部分だけを作る・女性の顔を女性に見えるように作る・着衣のしわを丁寧に作る(手を抜いて適当にしない)

・まずカメラを覗いて大きさを決める・布団と枕は布で作るのか?粘土か?

制作メモ2:粘土作り1

手順2

まずカメラを手に持ち机の上を見る。こっからこの辺までが画面に収まり、この辺りに人形を寝かして、どれくらい寄ってどの辺りでトリミングして使おうか。と大雑把に考えながら、発泡スチロールを切った角材を寝かして大きさを決める。

頭と体を分けて考える。体の部品をまず切っていく。イメージに近づくように切っていく。母体を切り、頭の部品を切り並べて組み合わせ、それを基準に赤ちゃんの大きさも決めて作っていく。

腕の部品を作っていく。母親の部品に腕の部品を加えていく。紙に描きそれを参考に切っていく。

手順3

赤ちゃんの部品と母親の部品を組み合わせて並べてみる。密着具合とかバランスとかをみる。腕の位置、枕の位置、頭の位置、赤ちゃんの位置、互いのバランスをみる。

納得いったら、薄く伸ばした粘土を貼っていく。まずは発泡スチロールの芯を包むように貼りつけ乾燥させ固めてやる。今回はフォルモでやってみた。前回よりやりにくくはなかった。若干元々の粘土が柔らかい感じがしたのが理由かもしれない。

乾燥したら、ラドールを使い細部を作っていく。作りたい部分にちょこっとつけては、スパチュラで形を作り、乾燥機で乾燥させる。固まったらまた別の部分に粘土をちょこっとつけ、同じように形を作ることの繰り返し。

いちいち乾燥させるのは、途中で固まっていない部分をうっかり押してしまい変形するのを避けるため。

製作メモ3:粘土作り2

今回手抜きしないように作ることを、自分への課題とした。まぁこんなもんでいいだろう。ってすぐに思ってしまうのでそれやめようとするのが課題。

着衣のシワやヨレを作るのが苦手です。粘土で作りにくいし、ポーズによってみな形が変わることも作るのが面倒に感じてしまう理由。

でもある程度パターンはあるようで、生地の厚みや質によってヨリ方や波の大きさに違いはあるものの、大まかなできかたは同じだということはわかっているつもり。

今回は似たポーズの写真を、雑誌やネットの画像から探してきて、それを見ながら作ることに挑戦した。

作りながら、気に入らない、下手くそ、思うようにいかずもどかしい!と思いながら、下手なりに形を完成させることを心がけた。

製作メモ4:色塗り

手順4

頭と赤ちゃんを支える腕は、部品を分けて作っていった。色塗りのし易さから、塗り終えるまで別々にしておいた。

赤ちゃんのオクルミ (体を包む布) も別部品になるように作れば、塗りやすくできただろうが時間的に余裕がないと判断して一体化した。おかげで色が塗りにくく、見えてはいるけど筆が届かないため色が塗れない部分が出来てしまった。

制作メモ5:撮影準備

まず撮影台に人形をセット。そしてカメラを手に持ちファインダーを覗き込む。自由に動かしながら撮影ポジションを探す。

気に入ったポジションを見つけたら、三脚をたぐり寄せカメラの位置に合うように設置する。設置後、ちゃんと見えてるか確認してまた調整。

今度はランプを手に持ち、光の当たり具合を目で見て確認。いいように見える場所を探りながら、自由に動かす。気に入ったポジションが見つかれば、テンションポールを立ててそこへランプを固定。カメラのファインダーでも見え方を確認。

母親と赤ちゃんの撮影シチュエーションを考えてみる。昼寝をしているという設定で考えると、光が正面から当たっては、まぶしくて寝ていられない。光源に背を向けるのが寝やすい。

でも、それだと顔に影が出てしまいせっかく作った顔が見えにくくなるんじゃないか。等々を考えながらライトのポジションが決まったあとも、カメラのポジションを変えてみたりして調整した。

最後に露出計で光を計測し、どの絞りとシャッタースピードで撮るかを決めて、シャッターを切っていった。

制作メモ6:データ加工

加工と言ってもたいしたことはしてなくて、スキャンで取り込むときに色とか明るさを調整したり、ゴミを消す作業をした。使う範囲を決めてトリミング。これで完成。

やっぱり、最初の撮影データでちゃんとしたものを作るのが、一番大切だと思う。

素材として加工して新しいのを作るのであれば、モチベーションの保ちようが違う。撮影がうまくいかなかったから修正するというのであれば、手間で肩が凝りモチベーションも低くなる。

雑記:反省など

前回にひきつづき、今回の作品も時間配分ができず、同じように辛いスケジュールで作った。色塗りは夜中、眠いのを我慢してやっていた。

  • 手抜きしないように頑張ったつもりだけど、時間不足で赤ちゃんのオクルミが大雑把になってしまった。
  • 母親の腕が太すぎ。体のラインもなんか変。胸とかもっと変。胸の谷間が見えるように作って「母」を強調するつもりが、出来が全然不満。
  • 着衣のシワやヨリが不自然。ない方がいいんじゃないかと思えてしまう。
  • 室内の蛍光灯の下で見える色と、撮影のライトに照らされて撮りあがった画像と見比べると質感が違ってる。それが不満。
  • 撮影も他の角度から撮ったほうが良くみえたんじゃないか?

等々。次回は良くしていきたい。

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