製作
2007
12
どう作ったか
コンセプト
変わったデザインの年賀状を作りたい。見た人が驚いてくれたら楽しいな。昔読んだタイリングをやってみたい。しかもそれを粘土で。
タイリングデザインを一個作り、それを粘土で作って、パソコンで合成することで粘土の絵がたくさん並ぶような物を作りたい。複製を作って、とも考えたが自分にそのスキルはない。
パターン作り

本に書かれてるマッチングパターンの一つを使いオリジナルのパターン原型を作る。それにネズミの絵を描く。
パターン作りはIllustratorを使った。正確な描画の繰り返しが簡単にできるから。紙に手書きで描くにはかなりの労力を費やすだろう。気に入ったパターンを見つけるまで、何度も何度も繰り返し作業することになる。それを全部トレペやカーボン紙を使ってやると思うとしんどくなりそう。さらに並べる作業も大変だ。

まず元のタイリングパターンを創出する。本を参考にいくつかの形を作ってみる。そしてうまく並ぶか試してみる。うまくできたら、その形の中に絵がうまく収まるように考える。枠の中にうまく収まるように考えるのは案外難しい。試行錯誤の末そこそこ気に入る絵が出来たら、色が付けられるように修正する。
色もついたら、実際に絵を並べていく。最初のパターン作りで、きちんと並ぶのはわかっているのだが、実際に出来た絵を並べて眺めるのは楽しい。
タイリング作業の実際は、プレビュー表示でおおまかに並べたあと、細かいところをアウトライン表示でおこなう。オブジェ同士の重なりが隙間なく並ぶのを確認するのに作業がしやすい。
粘土造形

次に絵を型紙にして、芯の発砲スチロールに粘土を貼り付け半立体を作り、色を塗っていく。
まず作りやすい大きさに合わせて、Illustratorで作った絵をプリントアウトし、型紙に合わせて土台とする発砲スチロールをカットしていく。
今回の制作では縁の形が正確でないと計画通りに仕上げられないため、慎重にカット。カットはスチレンカッターを使うが、厚い発砲スチロールを切るには、力が必要で気を付けないと怪我をすることもある。


カットした発砲スチロールに粘土を貼っていく。粘土は乾くと少し収縮したり、反ったりする。ちょっと厚めの発砲スチロールを芯にするのは反りで形が変形するのを防ごうとするため。さらに木工用ボンドを塗ることで反って芯からはがれるのを防ごうとする。

芯が貼れたら適当に乾かす。天日で干してもいいが、自分は布団乾燥機を使い乾かす。粘土が固まったら型紙をカーボンで写し、写した線を目安に粘土を盛り上げていく。平面で描かれた物を立体にするのは、ちょっと頭を使う作業だ。
それなりに納得のいくところで終了。表面のでこぼこがあまりない方が色が塗りやすい。下地剤を塗りアクリル絵の具を塗っていく。
色塗りはいきなり濃い色で塗ろうとせず、少し薄めた色で何度か塗り重ねるように塗ると塗りムラがわかりにくくなる。用途によって塗り分ける。
撮影

次にフィルムを使って写真撮影、現像からあがってきたフィルムをスキャン。
まずセットを組む。模造紙を垂らしただけの簡単な物。白が多い方が写真が明るくなる。見た目がちょっと影になってるかな?って箇所は、写真にすると思いっきり暗くなる。影は後から直すのはやっかいだ。
そしてライトのセッティング。写真用のレフランプを使う。実際に光を当ててみて、よさげな場所を探す。カメラは絶対に三脚を立てて据え付ける。
セット、ライト、カメラ等の準備が出来たら、露出計で光を計測。メモリを読んで、これくらいかなー?って目安を立てる。撮影は適正と思われる値とその前後の値を念のため撮影する。うまく撮れても撮れなくても、とりあえず現像にだす。
現像あがったらフィルムをスキャン。スキャンされた画像は青みを帯びてることが多く、あと暗い感じがするとか。まずそれらをトーンカーブで修正。細かなゴミがついたとかは、スタンプツール等を使って修正。
データ加工

次にPhotoshopを使い形を加工していく。そのデータをIllustratorに移してさらに加工。作業に納得がいけば完成。
今回、粘土造形で正確にタイリングパターンの輪郭通りに作ることが出来なかった。そこで、Photoshopのワープを使い形をタイリングパターンに近づける。粘土の人形と輪郭線に隙間があると格好悪いので、枠よりやや大きめに修正する。

タイリングを市松模様にしたいので、色相の統一を使い、白色と赤色の2色に別々に用意した。
およそ形ができたら、そのデータをIllustratorで開き直してさらに加工。タイリングパターンの枠に画像を収めクリッピングパスで抜くいて基本のオブジェを作る。それを角っこのパスを基点にして90度づつ回転コピー。それが並べる部品の元材料になる。白と赤でそれぞれ作る。
パターンは単純なので、機械的な繰り返しにならないように向きを変えながら並べる。まずはプレビュー画面で大まかに並べ、アウトライン表示にして、オブジェ同士が重なり合うように並べる。角っこのパス同士が重ねるようにすればやりやすい。
適当な納得のいく繰り返しの大きさになればそこで完成。
おつかれさま。
反省点
粘土がひけることはわかっていたことで、それならひけにくい素材を選ぶこともできたんではないか。そうすればPhotoshopでの作業はもっと楽に行えただろう。
撮影も昔のデータを残してるのでちゃんと読めば良かったのに、なんとなくでやっちゃったから、気に入らない仕上がりになった。
事前に考えたアイデア(影の向きとか色の塗り替えとか)がほとんど無駄になり残念だった。撮影も撮り直しをしたし、準備不足だったかも。
参考
参考にしたタイリングの書籍
書籍名:連続模様の不思議 タイリング&リピート
著者名:藤田 伸
出版社:岩崎美術社




















お久しぶりですー。
相変わら創作活動やっておられるのですね。なんか安心?しましたw。
来年もよろしくお願いします。
名前: charly | 2007/12/12(01:02)
ぱっと見たとき、ちょっと千鳥かな?
って風に見えました。
でも、「ひかりねず」ってあったから
え?ねずみさん、どこどこ?
子供みたいに見入っちゃいました!
で、総合的感想は
「かわええ〜!」
です。>まぎー
名前: maggie | 2008/1/1(01:32)
>maggieさん
ネズミがパッと見わかりにくいようですね。
でも気に入ってもらえたみたいでうれしいです。
名前: ,ロク | 2008/1/1(08:59)