製作
2003
07
どう作ったか
コンセプト
ホスティングしている自分用のPalaceサーバ、Zouparkの背景用画像に作ったもの。
画像は、ZOU_PalaceのGate画面。ログインしたらまず最初に居る場所。
荒れ地に建った一軒の藁の小屋。その中の内装を作ってみた。誰かが利用しているようで、水瓶とミノ、槍が立てかけられている。立派ではないけれど、少し休んでいけるような場所を作りたかった。
Palaceとは
Palaceは海外の2Dグラフィカルチャットクライアントソフトで、海外製のソフトだが日本語でも使えていた。一時期は日本でも有名だったが、日本でのサポート元が手を引き、廃れていった。本家の開発元もいったん手を引いてしまったようだが、有志の力で復活した。
WindowsでもMacでも、どちらでも利用できるようになっていて、Webブラウザで行われるチャットよりも反応が軽く機敏で、かつ2Dではあるが任意の画像をアバターとして、利用することができた。
面白いソフトだとは思うのだけど、利用者が極端に減ってしまい、チャットが成立しなくなってきている。
制作メモ
藁の小屋を造るのに、一本一本細長い紐状の粘土をつなぎ合わせて作られている。初めはちょっと大変かもしれないけど、ぼちぼちやればいいだろうと考えていた。
作り始めて、すぐにとても大変な作業だというのがわかってきた。結構作ったと思っていた藁の部品も、束ねてみるとほんのわずかな面積にしかならなかった。
とても単調でとても時間のかかる作業だった。クリエイティブとかそんな創造的なものではなかった。ひたすら作業だった。労働に近い感覚があった。しかし、労働と違い報酬が得られるでもなく、ただ自己満足のための作業だった。
藁の一本一本は、ヘアメーカーで押し出された粘土をつなぎ合わせて作っている。粘土同士だけのくっつく力では弱すぎるので、木工用ボンドを間に塗り接着している。
ヘアメーカーでできる太さが基準となり、藁の小屋の大きさが大体決まっていった。それはとても大きな物となり、そのことがさらに製作を遅らせていった。50cm前後くらいの大きさにはなっていたと思う。
事前に使用サイズは決まっていた。チャットクライアントソフトに表示される大きさが512x384と決まっていた。そのサイズになれば、一本一本細かく作り込んだ造形はよくわからないものとなる。まして、印刷用の解像度ではなく、ディスプレイに表示される72dpiじゃさらに、画質は劣る。
なのに大変だって思いで作りながら、もうちょっとスマートに製作できなかったのかと悔やんだ。小さく作るとか、藁の造形を別な表現でできなかったのか?とか。
もうこれで十分だろう。と作るのを終わりにして完成したとき、やり遂げたって達成感よりも、やっと解放されるって気持ちの方が大きかったのが記憶に残っている。



















